
Z会って実際どう? 続けてる人って後悔とかないの?
知人からもこんな質問をいただくことが多いです。
今回は7年間Z会を続けてきた我が家が感じた後悔ポイントをまとめてみました。

途中で「やめようかな…」と思った時期もあります。
理由は単純で、弱点もちゃんとある教材だから。
とはいえ、結果的には我が家はZ会を続けています。
その理由も含めて忖度一切なしに書いているので、Z会が気になっている方ややってみようかなという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
Z会小学生コース4つの後悔ポイントとは?

Z会は良いところも多いけれど、「ここはちょっと困ったな…」と感じた点も正直あります。
うちの場合は子どものタイプも影響しているので、あくまでひとつの家庭の例として軽く読んでもらえたらうれしいです。
後悔① 漢字はZ会だけでは定着しない
これは正直、一番後悔したポイント。
というのも、読解問題や算数・理科・社会などどれも90~100点なのに、小4の漢字テストで30点だったんです…。もちろん100点満点中。

Z会にも漢字のワークはあるし、夏休みには「漢字だけのワークブック」も届きます。ただ、うちの子には反復量がどうしても足りなかったんですよね。
Z会のテキストは書き込み式でやっていきます。
そのためもう一度練習しようと思うとノートに問題を書き写して……という、正直ちょっと効率の悪いやり方になっていました。
その結果、我が家では
「漢字だけは別でドリルを用意した方が早い」
という結論に落ち着きました。
割り切って外部の問題集(うちは漢検のテキスト)を使い始めてから、少しずつ安定して覚えられるようになってきています。
「Z会+漢字は漢検テキスト」の組み合わせが今のところいちばん合っているようです。
ちなみに我が家はこのテキストを使っています。ノートに答えを書いて、間違ったりあやふやだったりする漢字は繰り返し解いていくのがおすすめ。
後悔② ほったらかしでは絶対に続かない(うちの子の場合)
小3になると丸つけも自分でやるようになるし、一見「もう手が離れて楽になるかも!」と思うんですが……

その頃に限って子どもってサボりだすんですよね(うちが完全にそうでした)。
最低でも週1で進捗チェックは必要と思っておきましょう。
大体どこかしら飛ばしてたり、丸付けしていなかったりするのでサポートしてあげるとより効果的。軽く見てあげるだけで全然違います。
サボってるときは、
「一緒にやろっか」「わからないとこ見てあげるよ」
くらいのゆるい感じで寄り添うと、また戻ってきてくれます。
Z会のテキストは本当にクオリティが高いので、優秀な子はほっといても仕上がるんだけど、うちは発達がゆっくりな子だったので、多少のサポートは必須でした。
後悔③ 子どものタイプが合わないとキツい

Z会の教材は、問題の質が正直めちゃくちゃ高いです。中学受験を経験した夫が見ても「え、これ結構考えさせられるな…」というレベル。
なので、毎日コツコツ取り組めるタイプの子には本当におすすめ。

逆に、全く勉強習慣がない子にいきなり4教科・5教科はちょっと辛いかも。
最初は「国語・算数の2教科だけ」みたいに絞った方が負担がなくて続きやすいと思います。
2教科なら毎日じゃなくても全然終わります。
「だいたい毎日やるけど、週に2〜3日くらいサボっても許される」くらいのゆるさの方がストレスも無いのでおすすめですよ。
後悔④ 添削は良いけど、提出方法が地味にストレス
Z会には月に1回の提出課題があります。その月のテキストで学んだことの確認テストのようなものです。
添削の質自体はすごく良いです。細かなコメントや励ましがあると、子どもも喜んで返却を開くんですよね。

ただ正直、
提出方法だけはややストレスがあります。
Z会の提出課題の提出方法は2つ。
- 郵送による提出(送料ユーザー負担)
- アプリによるデータ提出(無料)
アプリ提出は、答案用紙をカメラでスキャンして送る方式です。
ただ、これは私が格安アンドロイドユーザーだからなのかもしれませんが……アプリでのスキャン&提出の精度はあまりよろしくありません。読み込みエラーや読み込み時間などで地味に時間をとられます。
便利ではあるのですが、結局我が家は郵送に戻りました。切手代はかかるけど、ストレスはゼロ。iPhoneユーザー向けには改善されたアプリが配布されているので、アプリでも問題ないのかも。
私のように格安スマホを使っていてカメラの能力が高くない方や、Z会専用タブレット(これもカメラ性能イマイチです)を使っている方は、別の機種を使うか郵送に切り替えたほうが楽ですよ。
じゃあなぜZ会を続けているの?

盲点だったな、失敗したなと感じたこともありましたが、我が家は今もZ会を続けています。
理由はシンプルで、成果が出ているから。
- 確実に成績が良くなっている実感がある
- 勉強習慣がしっかり定着した
この2つが大きいです。
毎日30分〜1時間の「勉強習慣」が自然に身についた
Z会の一番の価値は「毎日30分〜1時間やる習慣」が自然に身につくところ。

そしてその習慣がついた子って、
勉強への自己肯定感がめちゃくちゃ高いです。
「自分はみんなよりコツコツやってる」
「やればできる」
みたいな自信がついて、勉強に対して前向きになっていったのが大きかったです。
外遊びとの両立がしやすい
うちはZ会を朝にやるスタイルで、
- 朝:1時間以内にZ会
- 放課後:宿題終わったら完全自由
この流れが定着しました。
放課後は、毎日のように暗くなるまで公園で遊んでいます。友達も増えるし、健全だなって感じがして親としても安心。
Z会は「外遊び派」と相性が良いところもとっても気に入っています。
Z会の通信教育 小学生コース我が家が工夫しているZ会との付き合い方

7年間やってきて思うのは、Z会は「教材を使いこなす」というよりZ会とどう付き合うかの方が大事だということ。

教材自体はさすがZ会という感じで、ハイクォリティ。
なので、あとはいかに続けられるかが重要です。
我が家も最初は手探りだったけど、継続してきて「この形が一番ラクだな」と思えるスタイルが見えてきました。
ここからは、長く続けていくために我が家が工夫していることをお伝えしていきます。
① 朝に1時間以内で終わらせるルールにした
放課後って、友達に誘われたり、宿題でバタついたり、気分が乗らなかったりで「集中して取り組む時間を確保する」のが難しいんですよね。
だから最初から朝にやるものと決めてしまったら、子どももそのリズムに自然に慣れていきました。
この「朝に終わらせる→後は自由」が我が家のライフスタイルにハマって、公園遊びの時間も確保できるようになりましたよ。

うちはとにかく外遊びが大好きな子なので、放課後はほぼ毎日、公園で真っ暗になるまで遊んで帰ってきます。
だからこそ 「放課後は自由にしてあげたい」 という気持ちがあって、Z会は朝に固定しました。
② 週1だけ進捗チェックをする
後悔ポイントのところで書いたように、小3あたりで親の手が離れた瞬間にサボりが起きるのはよくあること。
ただ、うちの場合は完全に放置すると崩れるけど、全部を見る必要はないというタイプでした。
そこで、
という最低限の見守りにしました。

「見られてるからやろう」ではなく、「困ったら助けてくれるから続けられる」状況にするのが結構重要だなと感じています。
叱るより適度に寄り添いながらやるスタンスが、発達ゆっくりめのうちの子には合っているようです。
③ 完璧主義にならない
Z会小学生コースも小4くらいになると、学年が上がるにつれて難しくなり1回分の所要時間も伸びます。
「全部理解しないと!」
「100%ちゃんとやらせないと!」
と気負ってしまうと親も子も続きません。
人間ですから時には気分が乗らなくてできない日もあるでしょう。実際我が家もあります。
そういう時は割り切って
としています。

うちの子の場合、ひとつの問題に固執して座り込むタイプなので、詰まるとそこで学習が止まっちゃうんですよね。
だから「一回飛ばして、あとで答えを見ながらやり方だけ確認しよう」に変えました。
これだけでストレスが半分以下に。
また、予定がある日などはやらない日と割り切っています。週単位で計画を立てておくとそういう日があっても慌てずに予定を組みなおせるので安心。

Z会では毎月のスケジュールシートも郵送されてくるので、どんどん活用していきましょう。
Z会の通信教育 小学生コースまとめ|「後悔した…」を防ぐために、Z会はこう使うといい
我が家も最初は試行錯誤の連続で、サボり期もあったし、漢字が壊滅的だった時期もありました。
でも使い方のコツが掴めてからは、親の負担もぐっと軽くなって、子ども自身も前向きに続けられています。
Z会を続けていくと
という、他教材にはないメリットがしっかり感じられます。
完璧にやろうとせず、細く長く続けることを重視すれば、結果もちゃんと付いてきますよ。気になった方は、まずはお試し教材を取り寄せてみてくださいね。





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